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『櫻の園のエトワール』ドラマCD未収録エピソード「いと小さき、君のために」

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『櫻の園のエトワール』ドラマCD未収録エピソード「いと小さき、君のために」

 コミックマーケット77で先行販売される『「処女はお姉さまに恋してる」Audio Drama CD「櫻の園のエトワール」』ですが、25日から先行してCD未収録エピソード「いと小さき、君のために」が公開されています。さっそくダウンロードして聴いてみましたので、この先行公開分に限定した感想を述べてみます。

 


『処女はお姉さまに恋してる 櫻の園のエトワール』

 

 内容としては、ファミ通文庫から出ているライトノベル書籍の内容に準拠しつつ、ドラマCDというメディアに合わせて、ほとんど会話だけで話を理解できるように焼き直しを行っています。書籍を未読の方でも、このような編集がされていれば、いきなりドラマCDを聴いても十分に楽しめると思います。

 

 「いと小さき、君のために」という話は「上岡由佳里-皆瀬初音」“姉妹”中心の話なの ですが、「陸上部事変」と呼ばれる出来事を中心に、由佳里がどのようにして「生徒会長」を嘱望されるまでになったのか、を紐解いていきます。短いながらもイベントの多いエピソードであり、その「忙しさ」ゆえでしょうか、シーンの取捨選択においては、「由佳里-初音」“姉妹”のゆるやかな語らいが大胆にカットされてしまうなど、20分という短いタイムスパンに納めるための並々ならぬ苦労が感じられます。

 

 さて、某巨大掲示板群などでは声優さんたち(ゲーム本編登場キャラについてはゲーム本編において担当した声優さんが担当、その他のキャラについては《大人の事情》により発表されない、とのこと)の「声変わり」問題で不満な方もいらっしゃるようですが、ここで思い出してみましょう。「おとボク」の作品世界で最も重要なのはお嬢さま学校の「雰囲気・世界観」であり、そしてその中で各キャラクターがどうその場での存在意義を見つけていくか、ということです。その観点から、自分の感情を抑えて陸上部の後輩たちを心配する「御門まりや」の表現は本編のそれとは変わらざるを得ませんし、まりやの妹としていまひとつ煮え切らなかったところから急成長を見せる「上岡由佳里」の表現に落ち着きと強さが増していくのもまた当然であるわけで、むしろ「声変わり」とは違う観点で評価されなければならないのではないでしょうか。もちろん、原作ゲームの作成側が手がけていることで、「雰囲気・世界観」の表現は徹底されています。

 

  今回の先行公開分を聴いて、ドラマCDそのものの出来には非常に期待が持てることがよくわかりました。「ProjectOTBK Re:Start」の内容も気になると言えば気になりますが、年末年始はまずはドラマCDそのものを先行入手し、書籍片手に思う存分楽しみたいと思います。

 

#個人的には、唯一の「まりや」登場、「由佳里」主役エピソードがなぜドラマCD未収録になってしまうのか、とても残念でならないものではありますが。

 

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